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幻の世界遺産 被爆浦上天主堂

被爆浦上天主堂

天主堂壁面一部



歴史に「たら・れば」は禁物と言われるが、過去を検証し将来に役立てるために語ることは必要なことだと思う。

「もし、被爆した浦上天主堂が残されていたら、広島原爆ドーム同様に世界遺産に登録されていたであろう」
「被爆浦上天主堂が世界遺産に登録されていれば、長崎の原爆被害の歴史や注目度も変わっていたことだろう」

長年戦跡保存に関わり持っていると常にこのことが頭をよぎる。
戦跡を保存するということは、いったいどういうことなのか?

広島・原爆ドームと長崎・被爆浦上天主堂で対照的な結果になった。

「形のないものはやがて忘れ去られてしまう」広島市民の言葉。
長崎市民も残すことを希望したが、長崎市長や教会関係者の意向により壊されることに・・・。

上の写真が、被爆した当時の浦上天主堂。
1958年に赤い枠の部分を残し壊されてしまった。

下の写真は、その赤い部分が爆心地公園に移築して保存されている。
しかしながらこの一部の壁を見るために訪れる人は少ない。

まさに「形のないものは忘れ去れる」ということの実証。
戦跡というものは後になってその価値に気づくもの。

「怒りの広島、祈りの長崎」
幻の世界遺産がかつてあったことを知っておこう。

多くの市民が犠牲になった原爆投下。
犠牲者の方々は、自分がなぜ死んだのかは分からない。
あまりにも一瞬のことで・・・。

(上の写真は、岩波書店「長崎 旧浦上天主堂 1945〜58 失われた被爆遺産」より参考資料として引用しました。

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[ 2017/01/18 ] 戦跡関連 | TB(-) | CM(0)

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