

昨日に続きハワイの戦跡関連の話題を取り上げます。
やるせない悲しい話。
上の写真は、米潜水艦「ボーフィン」。
太平洋戦争中の活躍を象徴する潜水艦としてハワイ真珠湾に展示公開されているもの。
「ボーフィン」は、1944年8月22日、沖縄から長崎に向けて航行中の「学童疎開船 対馬丸」を撃沈した潜水艦。
下の写真は、そのときに対馬丸に乗っていて犠牲になった子どもたち(対馬丸記念館所蔵)
幼気ない子どもたちが大人のはじめた戦争に巻き込まれ短い生涯を終えた。
1994年8月、私ははじめてこの対馬丸のことを知った。
怒りがこみ上げてきた、と同時に戦争のことを何も知らない自分自身の無知を恥じた。
対馬丸事件は私のライフワーク「日本の戦争」が始まるきっかけになった出来事。
「対馬丸記念館」(沖縄県那覇市)ここには私の原点がある。
子どもたちの遺影を見ていると涙があふれ出る。
言葉にならない、怒り、悲しみ、無念・・・。
私に何ができるのか。
私は何をしなければならないのだろうか?
日米開戦75周年に新たに思いをはせる。
沖縄に行く機会がある方は、南部戦跡とともに「対馬丸記念館」にも足を運んで戦争の愚かさを、虚しさを、悲しさを、悲惨さを、無意味さを感じってください。
そして、戦争さえ亡ければ楽しく幸せに生きていただろうことを思い、戦争で亡くなった子どもたちのことを忘れないで欲しい。
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